基本情報、研究成果などは、Webサイト「チュウヒのふるさとかほくがた」を御覧ください。
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2019年06月24日

(調査進行中)田んぼの生きもの調査隊(参加募集中)

6月9日(日)、田んぼの生きもの調査隊で第1回目の調査をおこないました。

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◆田んぼの生きもの調査隊詳細についてはこちら

今年の「生きもの元気米」の取り組みでは、参加を募って、みんなで田んぼの生きものをしらべ、農薬の生態系への影響について考えています。

みんなで調べる田んぼは、農薬不使用の田んぼ3枚、農薬を使用している田んぼ2枚の合計5枚で、9日は、2012年から農薬不使用でつくっている「七豊米」の田んぼでおこないました。5枚の田んぼを比べるため、30cm×30cmのコドラート枠をつくり、枠内の泥を深さ3cm採集して、その中にいる生きものを調べます。

七豊米の田んぼではユスリカの類や、ドブシジミ(小さな二枚貝)がとてもたくさんいて、選り分けるのに苦労しました。
二回目の6月11日には、農薬を使っている田んぼを調べましたが、田んぼの中に藻類がたくさん発生していて、カイエビやヤゴ(トンボの幼虫)など、意外と生きものがたくさんいました。でも、七豊米の田んぼに、あれほどたくさんいたユスリカ類は、わずかしかみられませんでした。また、生きもの元気米4年目をむかえた農薬不使用でつくっている石橋さんの田んぼでもしらべました。石橋さんの田んぼは、全体的に数は少なめで、2つの田んぼのユスリカ類やカイエビのように、突出して多くみられる生きものがいませんでした。ガガンボ、カゲロウの類、ガムシ類、ヒルなど、色々な生きものがみられました。種類や数など、採集した生きものをこれから詳しくみていく予定です。

今後以下の日程で調査する予定です。
・7月23日(火)
・7月28日(日) 
・8月 4日(日)
・8月 6日(火)
 ※時間はいずれも9:30〜12:00開催です。

ぜひたくさんの方にご参加いただきたく、田んぼの生きもの調査隊員へのご登録をお願いします。
◆申込フォーム https://www.secure-cloud.jp/sf/1550056203YItQXlDu
◆募集詳細 http://kahokugata.sblo.jp/article/186174220.html

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2018年10月31日

報告(10/16)日本海側汽水域の現状と生態系機能の再生・世界湖沼会議ワークショップ

10月16日の第17回世界湖沼会議ワークショップ「日本海側汽水域の現状と生態系機能の再生」のご報告です。
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最初にコーディネターの永坂正夫氏(河北潟湖沼研究所)から日本海側汽水域の特徴について、汽水域は生産性の高い水域で昔から食糧資源供給の場であったが、戦後、農地造成を目的に干拓や埋立が行われ、農業用水確保のための淡水化が推進されたこと、事業が開始された時期によって、八郎潟、河北潟、中海がそれぞれ異なる道を歩むことになったこと、湖山池はこれらとは異なり海水導入により環境改善が図られたこと等の説明がありました。

近藤正氏(秋田県立大学)からは八郎潟で長期的な水質等のモニタリングを続けてこられた結果解明されたことを中心に説明いただきました。1987年に一度海水が入った際にヤマトシジミが大発生したこと、同時にアオコが発生しなかったことが印象的でした。

河北潟については、高橋久より干拓事業の経緯と、干拓事業によって生じた問題と順応的管理による保全の取り組みの限界と今後の方向性について、流域から流入する水質の改善と海水の再導入を提案していることを説明しました。

宍道湖・中海について竹下幹夫氏(宍道湖・中海汽水湖研究所)から報告があり、干拓事業の中止の経緯や水質の改善が進んでない状況、シジミの漁獲量の減少傾向について説明がありました。

日置佳之氏(鳥取大学)からは、湖山池の水質悪化とヒシとアオコの大発生があり、再汽水化政策が取られた経緯、塩分濃度調整にさまざまな問題が生じたこと、現在は、水門の改良により塩分濃度の調整が可能となってきていること、今後は海と連結する流路の改善が必要との説明がありました。

報告の後のパネルディスカッションでは、コメンテーターの山室真澄氏(東京大学)から再汽水化の困難な点や汽水域では塩分濃度により生息できる種が限れることから、ネオニコチノイド系農薬の使用などによるリスクが大きいことが指摘されました。

ワークショップ全体として、本来の汽水域をどのような状態にして管理するかは、科学的な検討が欠かせないことが示されました。
参加者は22名でした。
(報告 高橋 久・河北潟湖沼研究所理事長)
*ワークショップ実施にあたり地球環境基金からの助成金を活用させていただきました。

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2018年06月21日

報告(6/12)河北潟セミナー

(報告6/12)河北潟セミナー
6月12日、小松英司氏(明治大学法環境法センター/株式会社環境創生科学研究所)を講師にお迎えして河北潟セミナーを開催しました。テーマは「湖沼流域モデルを活用した水質長期変動の解明と流域管理の可能性」です。
霞ヶ浦での事例をもとに、お話ししてくださいました。
近年になりどこでも排水対策が強化され、汚濁負荷の流入は減っているはずですが、霞ヶ浦でも河北潟でもなかなか水質は改善されません。なぜでしょうか。

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小松先生たちがされている研究では、地下水の影響がとても大きいと考えられるそうです。その影響は全体の約4割ほどあるのだとか。

そして今現在出てきている地下水は、20年から30年前のもので、昔出された汚濁負荷が現在になって地下から湖にでてきていると考えられるそうです。今対策をすすめていても、過去に蓄積された地下水の影響がこれからも続いていきます。

水質改善にむけて、現在の対策だけでなく、過去の行いからたどって行くことが必要です。これから河北潟流域の水質改善をめざして活動を進めるうえで、大変勉強になるセミナーでした。

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講師の小松先生

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◎◎本セミナーは独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けてNPO法人河北潟湖沼研究所が実施しました。◎◎
タグ:河北潟流域
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2018年06月07日

(報告5/18)犀川と河北潟の流域を巡る−日韓NGO湿地フォーラムエクスカーション

 ラムサール・ネットワーク日本の主催する日韓NGO湿地フォーラムが金沢市で開催されるのに併せて、河北潟湖沼研究所が犀川と河北潟をバスで巡るエクスカーションを企画しました。
 このエクスカーションには韓国から訪れた6名を含む26名が参加しました。最初に犀川の最下流の普正寺の森を訪れ、大豆田河川敷、小立野台地、上流域にある辰巳ダムまで遡って、次にいくつかの分水嶺を横断して、浅野川中上流域〜金腐川上流域〜森下川上流域から、二俣集落の中を通って、森下川沿いに下降して、途中の牧山町でお昼を取りました。午後からは一気に内灘砂丘まで出て、内灘道の駅から河北潟を眺め、干拓地を通り、倶利伽羅道の駅までのツアーでした。その後、河北潟の自然についてのミニシンポジウム、懇親会と行い長い一日が終わりました。

犀川河口の普正寺の森
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辰巳ダム
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辰巳ダムについての説明
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牧山町
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セミナー
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タグ:河北潟流域
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