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2011年02月07日

第3回河北潟湖面利用協議会

 第3回河北潟湖面利用協議会が、2月6日(日)午後1:30〜3:30、こなん水辺公園管理学習棟においておこなわれました。参加者は23名でした。
 昨年制定した河北潟の湖面利用ルールの定着状況や課題など積極的で活溌な意見交換がおこなわれました。多くの立場の異なる利用者や関係者が集まったものですが、それぞれの立場を尊重しつつ、また自分たちでルールをつくっているという立場に立って、真剣かつ和やかな会議となりました。
 ここでは、発言の内容のうち一部をご紹介します。特に野生生物保護の観点から部分的に伏せ字にしてあります。なお、このルールをつくり守っていく活動の現場の様子を伝えることを目的にしてご紹介するもので、そうした視点から意見の一部を紹介するものです。したがって、割愛した発言も多く会議の議事録ではありません。

<利用と野生物保全との関係>
・○○で(バス釣り・フナ釣り)釣りができないのは厳しい。バス釣りでは、6月後半から7月にかけては、○○以外はほとんど釣れない。そこを避けるとなるとこの時期にトーナメントを開くのが難しくなるくらい厳しいが、最低一年間はルールを守って取り組んでみたい。
・フナ釣りにとっては、4〜5月が○○に魚が集まってくるので良い釣り場であり人が集まってくる。そこに来る人にはルールを説明している。
・野生生物の△△が○○付近で繁殖している。ここが失敗すると河北潟での繁殖が厳しくなる。
・○○付近は、野生生物にとっても魚にとっても、あるいは人にとっても一番良い場所ではないか。ある意味河北潟の聖域として認識すべきではないか。ここで人が退くことも人ができる選択として考えるべきでは無いか。そうしたことも今後議論してきたい。

<ルールの普及について>
・釣具屋さんにおいてもらったちらしは全部無くなった。釣具屋さんに行く人にはルールチラシは配布されている。まだ反応については掴んでいないが、この春以降に反応が出てくると思う。またチラシの追加配布をしたらどうか。
・モーターボートの練習については、ルールを厳守して実施している。釣り人がいる場合は、その場所を避けて練習している。チラシをもらって全員がルールを認識している。
・ウェイククボードは、本湖のルールの範囲内でおこなうようにしている。風向きで厳しいときもあったが、競馬所の方には、一度もいっていない。お客さんも皆ルールのことを知っていて、風向きでルールの範囲の場所で無理なときなど、お客さんの方が理解していて中止したりしている。釣り桟橋の方には出て行かないように注意している。
・バス釣りの新しいグループなどへの対応が課題である。またジェットスキーについては今のところ手がかりがない。

(参考)
昨年8月に実施された第2回河北潟湖面利用協議会について(記録)

2010年8月1日14:00金沢市こなん水辺公園にて、出席者数32名

主な発言のまとめ
1)これまでの取り組みについて
・ルール策定(2010年2月)とチラシ作成(2010年3月)し、チラシは5000部つくり3000部配布した。県の理解も得ながら5箇所に看板を設置する段取りが進んでいる。かほく市大崎公園には別途、看板を1基設置した。
2)看板設置について
・設置場所については、湖面に出でる人がまず存在に気がつき、近寄ってみてみようと思える場所に設置したらよい。
3)ルール運用開始後の問題点・反応について
・7月15日まで制限があることで、厳しいという意見はあるが、とりあえずやってみようということになっている。
・厳しいという意見が出るということは、ルールが浸透してきていることでもある。
・団体に属さず個人単位で釣りをやっている人には、まだルールを知らない人が多い。
・へら鮒釣り人には、ルールに抵抗がある。大会においてはルールを尊重しようということになっているが、個人での釣りには適用しにくい。徐々には浸透させているつもりであるが、まだまだ時間がかかる。
・釣りの支部会で自粛にはどれくらいの規制があるのかという質問が出た。
・フナ釣りの人には、寄波が減るなど、むしろメリットの多いルールではないかと思うので、その点をぜひアピールしていただきたい。
・今までやっていた人には抵抗があるが、これから利用する人には、ルールは違和感が無く理解されるのではないか。
・(他の事例やルールの法的な根拠についてはどうかの質問に対して)ダム湖ではこうしたルールを作っている場合がある。これらは管理者がいる場合が多く、ある程度の強制力が発揮されることもあるが、今回のルールはあくまでも自主的なルールであり、強制力はない。みんなで守るルールであり、そこに意味がある。
・かほく市水辺公園はカヌーの練習場であることから整備してきたが、釣り人とカヌーからは迷惑であるとの苦情が出ていることから、かほく市では先駆けて看板をつくった。しかし、ウェイクボードの人とも話をしたが、他のところでできない事情もあるようで、やはり禁止されるとおもしろくない。先に理由を広報することを十分にやって、その後ルールを普及することが必要ではないか。時間を十分にかける必要がある。
4)今後の対応・取り組みについて
・ただルールを作ることを目的としているのではなく、ルールを作ることを通じて話し合いをおこなうことを重視してきたので、この姿勢は続けたい。
・釣り人同士での話し合いの場ではルールを押しつけるのでなく、ルールのことをよく話して理解してもらうようにしている。話し合えば分かりあえるという立場でやっている。
・規制される立場のものも集まって作るルールであり、お互い納得してつくるものである。
・何かのイベントを実施して、それを通じてルールの普及を図ったらよいのではいか。例えばクリーン作戦の時に少し話をしたらどうか。
・対話が実際の力となってルールが理解されてきている。各団体ができるだけルールについて話をしてもらいたいと考えている。それに加えて、何らかのイベントをおこなうことを計画していきたい。
・行政が強制力を使うより、行政をあてにしないで利用者が自ら取り組む方が絶対良く、現在の形が良い。ボランティアベースで運営して、それに行政が協力するのが良い。
・こどもたちが参加できることを検討したらよいと思う。
・自分たちの水面を自分たちで守るという姿勢で、じっくりと取り組んでいきたい。
5)野鳥への影響について
・フナ釣りについては一年中釣っている場所については、鳥の方が避けるので問題がないが、移動したり新しい場所を開拓したりすると問題がある。
・エンジンでもハイスピードの時に問題が生じるので、ボートすべてが悪いわけではない。
6)フナなど魚の保全について
・昔は、粗朶を沈めたりしてフナの生育場所をつくったりしていたので、そういう保護の取り組みもしたらよいのではないか。

(高橋 久)

posted by ちゅうひくん at 10:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 最新情報
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