「ハッタミミズが一年でどれくらい成長するのか」、「野外飼育は可能か」、まずはこの2つの目標を掲げました。
ハッタミミズの田んぼの一角に、飼育ボックスを置いて、その中にハッタミミズを入れます。
どんなサイズのハッタミミズを入れよう?、
ボックスに閉じ込めるから、長いと狭いかもしれない、
小さめのハッタミミズを入れてみることとなりました。
でもあまり小さいと網目から逃げてしまうかもしれない、
ということで、小さい個体といっても少しずつサイズの異なる3個体を入れることとなりました。
8月3日に飼育実験開始。
ボックスに入れて4日後に、豪雨に見舞われ、周辺一帯の田んぼが冠水しました。
稲の真ん中くらいまで水に浸かりましたので、ボックスの上のほうまで冠水したと思います。
(豪雨の日は浸水して農道に車で入ることができませんでした)
3日後に生存確認をしたところ、ボックスに入れた一番大きいサイズの個体だけが確認できました。
ボックス内の泥をほぐしてミミズを探しますが、Yくんが見つけてくれました。
生存していて良かったです。あまり個体に負担をかけないよう体重のみを計測して、ボックス内に逃がしました。体重は誤差の範囲かもしれませんがわずかに重くなっていました。
小さいハッタミミズは死んでしまったのか、増水した時に隙間から逃げたのかもしれません。
ここから夏休みの間、Yくんは1週間に1度くらいのペースで、ボックスを確認し、ボックス内の糞塊の数などを記録し、夏休みの自由研究にしたそうです。
9月になり、もう田んぼに水が入ることはなく、気温もだんだん下がってくることから、ボックスをもう少し埋めることにしました。そのときにまた泥を少しずつ取り出して、ボックス内にいるハッタミミズを探しました。またYくんが見つけました。
泥を洗い流して、体重を計測、少し重くなっているのを確認しました。
11月24日
しばらく確認していませんでしたので、ボックス内のハッタミミズを確認することとなりました。
ボックス内の泥を丁寧に取りだしていくと、樽に泥がのらないくらい取り出したところで、またYくんがハッタミミズを見つけました。ハッタミミズは張りもあり、元気な状態でした。
でも寒いせいか、驚いたのか、長さと体重を計測後、尻に寄ったところを自切してしまいました。
詳しい報告はここではしませんが、8月から約10cm伸びていました。体重や約1.5g増。
約3か月間の野外飼育ですが、野外飼育はできることがわかりました。
そして、今回のボックスでの野外飼育はここまで、計測後は田んぼに放すこととなりました。また春から実験を再開する予定です。

