2021年度に実施した調査の続きです。今回は西部承水路の干拓地側の道路沿いに、堤防や岸を見ました。12月17日と、2月12日の二日間で10地点を周りました。
■2021年度の結果についてはこちら。
パンフレット版はこちらよりPDFでご覧いただけます。
【実施方法】各地点で10m×10mの範囲にゴミがいくつ落ちているかを数えました。10mに満たないところでは、記録できる範囲で記録しました。
【結果】
西部承水路沿いは、これまで見てまわった河北潟東部承水路や本湖とくらべて、ゴミが少なめでした。東部や本湖では10m×10mの範囲にゴミが100個、200個とある所がたくさんありましたが、今回見た地点では最高が36個でした。
ただ、少なめ、といってもゴミは目立ちます。西部承水路では、堤防のすぐ横に舗装された道路があり、走り抜ける車から捨てられたと思われるポイ捨てゴミがたくさんありました。
東部承水路の堤防では、水面側にゴミが多くありましたが、西部では逆に陸側にゴミが多くありました。多かったゴミは、缶、ペットボトル、使い捨てのプラコップや紙コップ、弁当容器、食品がはいっていたプラ袋などです。おしぼりの不織布もやたらと目につきました。レジ袋にまとめて入れて捨てられたゴミも目立ちました。また、橋の下に粗大ごみがまとめて捨てられている箇所がありました。範囲外になるのですが、干拓地の道路側に粗大ごみがまとめて不法投棄されているところもありました。
缶やペットボトルは、捨ててある場所にはまとめて捨ててあり、ない場所にはほとんどないという状況でした。車で止まりやすい場所、少し見通しが悪い場所にゴミが捨てられているという印象でした。
西部承水路。東部と比べ狭い水路です。
食品容器系のプラゴミがたくさんありました。
捨てられて間もない弁当容器。
飴の袋も目立ちました。
レジ袋にまとめて入れられて捨てられた空き缶。
捨てられてからだいぶ時間がたったと思われる缶。ボロボロになっています。
草に埋もれていたプラケース。
橋の下にはゴミがたくさんありました。
見えにくい場所にゴミが捨てられていました。
*河北潟ゴミ調査の実施にあたり、エフピコ環境基金の助成金を活用しています。