9:00に金沢駅を出発し、はじめに上流地点へ向かいました。上流地点は森下川の支流である田島川(たのしまがわ)。川の様子を観察してから、川の中の生きものをさがしました。ヘビトンボの幼虫やトビケラやカゲロウ等の他、カジカガエルのオタマジャクシやサワガニがみつかりました。ここでは透視度も計ってみました。
上流地点の田島川(たのしまがわ)。この写真は前日8/19に撮影。
川の中の石についた生きものを観察。
サワガニが見つかりました。
上流地点の観察を終え、中流地点へ移動をはじめましたが、途中から雨が強くなりました。中流地点は三谷小学校の近くです。当初は中流地点でも川の生きもの等を観察予定でしたが、予定を変更し、川の様子だけ観察しました。ここではスタッフが生きものや水質調査用の水をとりました。
降りる予定だった中流地点の様子。写真は8/19に撮影。
降りる予定だった中流地点の様子2。前日の8/19にはハグロトンボがたくさんとまっていました。
中流地点を見た後、三谷さとやま交流広場へ移動し、室内で昼食休憩。
休憩後は上流、中流地点の生きもの観察と解説、また石を使った実験や水質検査を行いました。
中流地点の生きものでは、アブラハヤやオイカワ等の魚が見られました。研究所理事長・高橋久が解説しました。
石を使った実験。研究所の田崎和江理事が解説、指導しました。
水質検査(パックテスト)は各地点でとった水をそれぞれ検査しました。
室内でのお話や実験がおわったあとは、下流地点へ移動。移動中には雨もやんでいました。下流地点は金沢市才田町です。雨により川の水が増えていました。川の様子は安全な場所から観察し、水質調査のみを現地でおこないました。水はスタッフが採水し、パックテストと透視度を調べました。雨のため水がとてもにごっていて、透視度は2センチメートル!雨の威力はすごいです。
この地点では魚道があり、前日に見た時は水が少なく、魚道の中に小さな魚(ハゼの仲間)がたくさんいました。7月はじめにはアユが登っているのも見られた場所です。
前日8/19の下流地点の様子。いつもより水が少なかったです。
前日8/19の魚道。
前日8/19、魚道の中にいた魚たち。
こういった魚も実際に観察できるとよかったのですが、お天気はどうしようもありません。
さいごは下流地点から才田大橋をわたり、河北潟干拓地をぬけ、内灘道の駅へいき、そこから今日まわってきた場所がどのあたりになるのか確認しました。15:30には金沢駅に到着、解散しました。
内灘道の駅から河北潟を一望。
途中で強い雨が降り、予定変更もあったのですが、さいごは晴れ間も見えました。ご参加いただいた皆様、楽しみながら学んでいただけたようで、特に川の中の生きものはふだんあまり目にすることがないためか、とても印象深かったようです。
ご参加いただいたみなさま、実施にご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。
*このイベントは地球環境基金の助成を受けて実施しました。
*金沢市に後援いただきました。
*上流地点(田島川)では田島町会の方にご協力いただきました。