この日もお天気に恵まれ、気持ちの良い秋空の下で稲刈りをすることができました。
連休の影響もあってか、田植えのときに参加したご家族のうち、今回は1組が参加してくださいました。
吉倉の田んぼは、休耕地を再生してから今年で3年目を迎えます。
稲刈りを始める前に、まず1本の稲穂を手に取り、子どもたちに籾の数を数えてもらいました。田植えのときには3〜4本だった苗が、分けつして何本にも増えていることも確認しました。
ごはん一杯には、お米が約3,000粒あるといわれています。
そこで、刈った稲を約3,000粒ずつの束にしていき、この田んぼで今年穫れるお米が、ごはん何杯分になるのか数えてみることになりました。
この田んぼでは農薬を使わずに栽培していますが、今年は草取りが追いつかず、稲の実りはあまり多くありません。実際に籾の数を数えたことで、そのことをみんなで実感することができ、「貴重なお米だ」という声も聞かれました。
子どもたちは初めての稲刈りでしたが、最初に刈り方や鎌を使うときの注意点をしっかり伝えてから作業を始めました。
実際にやってみると、最初はなかなか難しいものですが、お父さんが一人ひとりを丁寧にサポートしながら作業を進めていきました。すると、子どもたちはすぐにコツをつかみ、どんどん上手に刈れるようになりました。
少人数での作業でしたが、小さな田んぼということもあり、少しずつ刈り進めるうちに終わりが見えてくるのも楽しみのひとつでした。30分おきに休憩を取りながら作業を進め、午前中には、田んぼの縁や泥の深いところを残して、ほぼ稲を刈り終えることができました。
稲刈りの後は、稲架けです。
吉倉では、里山の取り組みで切り出した竹を組んで、稲架け場をつくりました。そこへ、刈り取った稲束を次々と架けていきました。子どもたちの手が届く高さと、大人が作業しやすい高さの二段にしたことで、稲がずらりと架けられた様子には、なんともいえない美しさがありました。
「縄文時代みたい」「竪穴式住居みたい」といった声も、子どもたちから聞かれました。
稲架けを終えた後は、手を洗い、活動の感想を書いてもらいました。
そして最後は、恒例の「おむすび」です。たくさん体を動かした後、みんなでおいしくいただきました。
稲刈りに参加、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
〈子どもたちの感想〉
・前に田植えをした時は、いねが5〜6cmくらいだったけど、40cmくらいになっていたのですごかった。さいしょいねを入れたのは3本だったけど、1本に40つぶていどあったのでみんなに知ってほしい。かまは、こわいイメージがあるけど、いざやってみるとかんたんだったので家のにわのくさがあったら、かまでとってみたい。さいきんわたしがみるところでは、あまり田がないので、この活動があったらさんかしたい。カエルがいっぱいいたからびっくりした。みんなにもこの活動にさんかしてほしい。
・とのさまがえるがいっぱいいるのがはじめてみた。まえたうえたいけんにいったとき、ちいさかったのにきょうはでかかった。おこめをほすのがたのしかった。
〈保護者の感想〉
・普段食べているごはん一杯分が意外と多くの稲が必要とわかって、お米の貴重さが改めて分かった。また、機械ではなく手作業で行ったので、お米のありあたさが身にしみた。子どもたちも、積極的に作業をしたがっていたので自然の中で感じるもの、学ぶものが多かったのだと思う。特にキレイ好きで虫嫌いな娘が積極的に行動していておどろいた。子どもの心を動かすものがあったのだと思う。

